京谷・樹鞘(b37627)が呟いたり,背後と対談したりする場所。IDにスペルミス有(ぇ
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朔夜藍月
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非公開
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キャンパス近くの木陰で犬が丸くなっている。
艶々とした毛並みを風にそよがせている。
授業も半分しか受けず、HRもサボってずーっとそこにいるのである。
その日その犬もとい人狼が考えていることは、結社でことあるごとに
面倒をみてくれる少女のことである。
(さて・・・どうするかのぅ・・・。)
いつもならただ昼寝をするだけなのだが、今日はどうにも眠れず
目を瞑って丸くなったまま考え事をしているのだ。
やがてのそりと起き上がると迷うことなく結社のある方角へと足をむける。
LHRがまだ終わっていないことなどお構いなしだ。
***
その日、委員会の仕事をしていた星菜はやっと終わった資料の整理の開放感からかグーンと背伸びする
「ほわ~。やっと終わったのです。」
「猫澤さん、ごめんねぇ。手伝わせちゃって~」
星菜の向かい側には間延びした口調でしゃべるクラスメイトの少女が申し訳なさそうに言う。
「いえいえ。早く終わってよかったのですよー」
にこにこと人の良さそうな笑顔に一時和んでいた少女は時計をみて急に
「ごっめん!!後片付けお願い、今度御礼は必ずぅ!!!」
」
星菜が何か言いかけたのも聞いている様子もなくあわただしく出て行った。
お忙しいのでしょうかと心配そうにしながら、資料を並べるためにくっつけていた机を並べなおしてから結社に向かう。
***
その日、結社のノートを開くと
少しくせはあるが流れるような字が並び、最後に狼の肉球印が…
この学校では猫やら狼やらの足跡マークがつくのは珍しくない。
その中にノートに埋もれたわかりづらい伝言を見つけた。
「猫澤殿へ
樹下にて待つ。 樹鞘」
短い上に何時のことやら場所すら分からない伝言に少し首を傾げた。
それでも少女は小さく微笑んで小さくイラストを付け足した。
結社であう不器用な優しさを持ち合わせた後輩を探し、昼寝できそうな樹を探す。
さんざん探して人気のない木陰の方へと歩を進める。
「お待たせしました」
木陰にもたれる人影にパタパタと駆け寄る。
手元の本から顔をあげ、振り返る。
息の上がった少女を認めるとさっさと土を払い横に立つ
艶々とした毛並みを風にそよがせている。
授業も半分しか受けず、HRもサボってずーっとそこにいるのである。
その日その犬もとい人狼が考えていることは、結社でことあるごとに
面倒をみてくれる少女のことである。
(さて・・・どうするかのぅ・・・。)
いつもならただ昼寝をするだけなのだが、今日はどうにも眠れず
目を瞑って丸くなったまま考え事をしているのだ。
やがてのそりと起き上がると迷うことなく結社のある方角へと足をむける。
LHRがまだ終わっていないことなどお構いなしだ。
***
その日、委員会の仕事をしていた星菜はやっと終わった資料の整理の開放感からかグーンと背伸びする
「ほわ~。やっと終わったのです。」
「猫澤さん、ごめんねぇ。手伝わせちゃって~」
星菜の向かい側には間延びした口調でしゃべるクラスメイトの少女が申し訳なさそうに言う。
「いえいえ。早く終わってよかったのですよー」
にこにこと人の良さそうな笑顔に一時和んでいた少女は時計をみて急に
「ごっめん!!後片付けお願い、今度御礼は必ずぅ!!!」
」
星菜が何か言いかけたのも聞いている様子もなくあわただしく出て行った。
お忙しいのでしょうかと心配そうにしながら、資料を並べるためにくっつけていた机を並べなおしてから結社に向かう。
***
その日、結社のノートを開くと
少しくせはあるが流れるような字が並び、最後に狼の肉球印が…
この学校では猫やら狼やらの足跡マークがつくのは珍しくない。
その中にノートに埋もれたわかりづらい伝言を見つけた。
「猫澤殿へ
樹下にて待つ。 樹鞘」
短い上に何時のことやら場所すら分からない伝言に少し首を傾げた。
それでも少女は小さく微笑んで小さくイラストを付け足した。
結社であう不器用な優しさを持ち合わせた後輩を探し、昼寝できそうな樹を探す。
さんざん探して人気のない木陰の方へと歩を進める。
「お待たせしました」
木陰にもたれる人影にパタパタと駆け寄る。
手元の本から顔をあげ、振り返る。
息の上がった少女を認めるとさっさと土を払い横に立つ
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