京谷・樹鞘(b37627)が呟いたり,背後と対談したりする場所。IDにスペルミス有(ぇ
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朔夜藍月
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さて久しぶりにきました。
藍月であります
ほしにゃんの小話が偉く長引いて…
正座で待つなんてしたら血が巡らなすぎる長い時間…
どうか完結した折りには懲りず
リクエストをお待ちしております
「背後は責任とるべき。そして自重しろ」
とはキサヤの弁…
さても
さても
グダグダ長い話の終わりは見えるのか
本編
へいらっしゃいませ
藍月であります
ほしにゃんの小話が偉く長引いて…
正座で待つなんてしたら血が巡らなすぎる長い時間…
どうか完結した折りには懲りず
リクエストをお待ちしております
「背後は責任とるべき。そして自重しろ」
とはキサヤの弁…
さても
さても
グダグダ長い話の終わりは見えるのか
本編

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更新が数カ月おきかつド偉く長いのは・・・なんだろう
纏める力がないんだと思ってきた。
もう少しあと2回くらいで終わると良いな~。終わる気がしない・・ゾ
タイトルはどちらか・・・な?とフェイントかけながら、また時間稼ぎにきたよ!
さてさて続きをよむ準備はできましたかー
纏める力がないんだと思ってきた。
もう少しあと2回くらいで終わると良いな~。終わる気がしない・・ゾ
タイトルはどちらか・・・な?とフェイントかけながら、また時間稼ぎにきたよ!
さてさて続きをよむ準備はできましたかー
「いや…。謝る必要はない」
樹鞘は待ち合わせする予定はあったが今日と決めていたわけではない
だからパタパタと急いで駆けてきた先輩に正直なところは驚いていた。
寒くはなかったですかと心配そうにとう
星菜に大丈夫だと呟いて先に歩く。
まわりは夕日で仄かに染まった空のしたは人気なく静かだったけれど
星菜より先に校門にむけて歩み始めても不思議とそこまで凍えた思いはなかった。
「あ…。ま、待ってくださいなのです」
急いでその背を追おうと顔をあげると少し先でキチンと待っている姿が目にはいる。
「今日の待ち合わせではなかったのです?」
「大丈夫だ」
隣に並ぶ星菜に短いぶっきらぼうな返事を返す。
「なにがいいのだ?」
唐突な質問にぱちくりと見上げた先には真剣な瞳があった。
「…この前の礼がしたいが何がいいか分からん」
何かお礼をされるようなことをしただろうかと考え込む姿に樹鞘は少し言葉足らずな自分に歯がゆさを感じながら調理実習の礼だと付け足す。
「!お礼なんて別にいいのですよー。樹鞘さんにはいつももふもふさせていただいたり楽しませてもらっているのです」
そういうと不思議そうな顔をしてそんなものかと呟く。
いつもは照れ隠しのように狼変身する彼女が今だけで色々な表情をみせてくれる、そんな些細なことでも実は嬉しい。
あまり多くを語らない彼女と話をするのは楽しみでもあるのだ。その反面、あのふさふさの狼姿にふれられないのが少しだけ残念な気もして…そんな内心の葛藤をおい払うように星菜は一人首を振る。
「…む」
幸いにも、星菜が葛藤している間も気づくことはなかった。まだ真剣に悩む彼女に星菜は兼ねてから一度頼んでみたいことがあった。
「えと…では、こういうのはどうでしょうか?」
先を促すように星菜をみる視線にたじろいだが少し勇気を絞る
「これから一緒におでかけしま…せんか?」
なんだそんなことかと言わんばかりに構わないと答える樹鞘にありがとうございますなのですよと嬉しそうに微笑んだ。
樹鞘は出かける約束だけでこんなに嬉しそうになるのが疑問だった。
今回はお礼なわけだし、当人がそれで納得しているなら構わないと思った。
それがまだ彼女の願いの半分だと気づかずに
樹鞘は待ち合わせする予定はあったが今日と決めていたわけではない
だからパタパタと急いで駆けてきた先輩に正直なところは驚いていた。
寒くはなかったですかと心配そうにとう
星菜に大丈夫だと呟いて先に歩く。
まわりは夕日で仄かに染まった空のしたは人気なく静かだったけれど
星菜より先に校門にむけて歩み始めても不思議とそこまで凍えた思いはなかった。
「あ…。ま、待ってくださいなのです」
急いでその背を追おうと顔をあげると少し先でキチンと待っている姿が目にはいる。
「今日の待ち合わせではなかったのです?」
「大丈夫だ」
隣に並ぶ星菜に短いぶっきらぼうな返事を返す。
「なにがいいのだ?」
唐突な質問にぱちくりと見上げた先には真剣な瞳があった。
「…この前の礼がしたいが何がいいか分からん」
何かお礼をされるようなことをしただろうかと考え込む姿に樹鞘は少し言葉足らずな自分に歯がゆさを感じながら調理実習の礼だと付け足す。
「!お礼なんて別にいいのですよー。樹鞘さんにはいつももふもふさせていただいたり楽しませてもらっているのです」
そういうと不思議そうな顔をしてそんなものかと呟く。
いつもは照れ隠しのように狼変身する彼女が今だけで色々な表情をみせてくれる、そんな些細なことでも実は嬉しい。
あまり多くを語らない彼女と話をするのは楽しみでもあるのだ。その反面、あのふさふさの狼姿にふれられないのが少しだけ残念な気もして…そんな内心の葛藤をおい払うように星菜は一人首を振る。
「…む」
幸いにも、星菜が葛藤している間も気づくことはなかった。まだ真剣に悩む彼女に星菜は兼ねてから一度頼んでみたいことがあった。
「えと…では、こういうのはどうでしょうか?」
先を促すように星菜をみる視線にたじろいだが少し勇気を絞る
「これから一緒におでかけしま…せんか?」
なんだそんなことかと言わんばかりに構わないと答える樹鞘にありがとうございますなのですよと嬉しそうに微笑んだ。
樹鞘は出かける約束だけでこんなに嬉しそうになるのが疑問だった。
今回はお礼なわけだし、当人がそれで納得しているなら構わないと思った。
それがまだ彼女の願いの半分だと気づかずに
キャンパス近くの木陰で犬が丸くなっている。
艶々とした毛並みを風にそよがせている。
授業も半分しか受けず、HRもサボってずーっとそこにいるのである。
その日その犬もとい人狼が考えていることは、結社でことあるごとに
面倒をみてくれる少女のことである。
(さて・・・どうするかのぅ・・・。)
いつもならただ昼寝をするだけなのだが、今日はどうにも眠れず
目を瞑って丸くなったまま考え事をしているのだ。
やがてのそりと起き上がると迷うことなく結社のある方角へと足をむける。
LHRがまだ終わっていないことなどお構いなしだ。
***
その日、委員会の仕事をしていた星菜はやっと終わった資料の整理の開放感からかグーンと背伸びする
「ほわ~。やっと終わったのです。」
「猫澤さん、ごめんねぇ。手伝わせちゃって~」
星菜の向かい側には間延びした口調でしゃべるクラスメイトの少女が申し訳なさそうに言う。
「いえいえ。早く終わってよかったのですよー」
にこにこと人の良さそうな笑顔に一時和んでいた少女は時計をみて急に
「ごっめん!!後片付けお願い、今度御礼は必ずぅ!!!」
」
星菜が何か言いかけたのも聞いている様子もなくあわただしく出て行った。
お忙しいのでしょうかと心配そうにしながら、資料を並べるためにくっつけていた机を並べなおしてから結社に向かう。
***
その日、結社のノートを開くと
少しくせはあるが流れるような字が並び、最後に狼の肉球印が…
この学校では猫やら狼やらの足跡マークがつくのは珍しくない。
その中にノートに埋もれたわかりづらい伝言を見つけた。
「猫澤殿へ
樹下にて待つ。 樹鞘」
短い上に何時のことやら場所すら分からない伝言に少し首を傾げた。
それでも少女は小さく微笑んで小さくイラストを付け足した。
結社であう不器用な優しさを持ち合わせた後輩を探し、昼寝できそうな樹を探す。
さんざん探して人気のない木陰の方へと歩を進める。
「お待たせしました」
木陰にもたれる人影にパタパタと駆け寄る。
手元の本から顔をあげ、振り返る。
息の上がった少女を認めるとさっさと土を払い横に立つ
艶々とした毛並みを風にそよがせている。
授業も半分しか受けず、HRもサボってずーっとそこにいるのである。
その日その犬もとい人狼が考えていることは、結社でことあるごとに
面倒をみてくれる少女のことである。
(さて・・・どうするかのぅ・・・。)
いつもならただ昼寝をするだけなのだが、今日はどうにも眠れず
目を瞑って丸くなったまま考え事をしているのだ。
やがてのそりと起き上がると迷うことなく結社のある方角へと足をむける。
LHRがまだ終わっていないことなどお構いなしだ。
***
その日、委員会の仕事をしていた星菜はやっと終わった資料の整理の開放感からかグーンと背伸びする
「ほわ~。やっと終わったのです。」
「猫澤さん、ごめんねぇ。手伝わせちゃって~」
星菜の向かい側には間延びした口調でしゃべるクラスメイトの少女が申し訳なさそうに言う。
「いえいえ。早く終わってよかったのですよー」
にこにこと人の良さそうな笑顔に一時和んでいた少女は時計をみて急に
「ごっめん!!後片付けお願い、今度御礼は必ずぅ!!!」
」
星菜が何か言いかけたのも聞いている様子もなくあわただしく出て行った。
お忙しいのでしょうかと心配そうにしながら、資料を並べるためにくっつけていた机を並べなおしてから結社に向かう。
***
その日、結社のノートを開くと
少しくせはあるが流れるような字が並び、最後に狼の肉球印が…
この学校では猫やら狼やらの足跡マークがつくのは珍しくない。
その中にノートに埋もれたわかりづらい伝言を見つけた。
「猫澤殿へ
樹下にて待つ。 樹鞘」
短い上に何時のことやら場所すら分からない伝言に少し首を傾げた。
それでも少女は小さく微笑んで小さくイラストを付け足した。
結社であう不器用な優しさを持ち合わせた後輩を探し、昼寝できそうな樹を探す。
さんざん探して人気のない木陰の方へと歩を進める。
「お待たせしました」
木陰にもたれる人影にパタパタと駆け寄る。
手元の本から顔をあげ、振り返る。
息の上がった少女を認めるとさっさと土を払い横に立つ
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